DIYで分電盤交換と光コンセント延長工事

エアコンを取り付けたこれの続きみたいな記事。

分電盤交換

元々この家は築30年近く経過しており、分電盤も当時のまま、回路数は4しかなかった。

1Fに取り付けたエアコンの専用回路を作るために、一時的に2Fの回路を無効化していたので、分電盤を入れ替えることに。

それ以外にもキッチンと、PCルーム、洗面所の電源系統が一緒なため、電気ポットやドライヤーを使うとなんと電圧が87Vまで低下し、UPSがアラームを日常的に吐いてたりとか。

更に、漏電ブレーカがついていないので追加するという意味もあります。

入れ替えに使った盤はPanasonicのスマートコスモ。なんとなくHEMSに触れてみたかったので。おまけみたいなもんです。あと(200Vが欲しいので)近いうちに単3に変えるので準備工事も含めて作業しちゃいます。

現在多くの家庭がスマートブレーカーになっており、リミッタースペースは不要になりました。デザインに統一感があって良い!

※リミッターがついてる契約の場合、SMSB内のリミッターは動作しない為、リミッターの取り外しは申請が必要。

一次側は活線作業になるので、適宜絶縁しながら(絶縁手袋、ドライバーと共に作業。

接地工事は後日。この盤だと最大75AFなので2.6mm(5.5sq)で良いかな。

一次分岐は使わないのでブランクでも入れておきましょう…

ちなみに!PanasonicのELBは、単2のLを分岐(L1-L2)して単3分電盤で使う場合、漏電ブレーカとしての機能を果たしません(漏電検出回路が作動しないため)。

知恵袋にも2種類解答があったのでここに回答を置いておきます。

幹線の張り替え

キッチン、洗面所、PC部屋の幹線を別にします。

副産物として2Fも東西で回路が分かれましたw

屋根裏に潜り、配線の実態を掴むのに一苦労…

テレビアンテナ線が一直線に張ってて超作業し辛かった…。

一旦バラしてから、配線の関係をを一つ一つチェックして行ったので、間違いなく繋げられました…独り身には辛い作業。

そう、元々は幹線もVVF1.6x2Cだったのです。

VVF2.0x3Cにしたので、アースコンセントの設置も可能になり、…!UPSが直接刺さる…!(この記事を参照)

電圧も末端で102V、電子レンジ&ポット使用でも98Vまでの低下に抑えられました。満足!

LAN通線光コンセントの移設

分電盤をスマートコスモにしたので、LANを引っ張らなければなりません。

そして唯一UPS系統外だったONUをPCと同じ場所に置く為、光コンセントを”延長”します。一応責任分界点はここなので(ローゼット交換は見逃してほしい)。

実は少し前まで2Fから1FまでフラットのLANケーブルで引っ張っていたのですが、最近扉を開閉するたびにpingが通らなくなったりして…。やっぱりフラットの長距離は信用ならん…というのも理由の一つ。

光ファイバーはAmazonで購入したシングルモードSCの30mを利用。

LANはTSUNET1000E(Cat.6)とPanduitのプラグを利用しました。

通線用道具なんて持っていないので凧糸で代用。切れないか心配でしたが、そんなこともなく安心。

光アウトレット(光ローゼットとは異なる)はe431で寺田製のものを購入。

2階には元々NTTのローゼットがあったのですが、それを延長した形になります。

予備的にLANも2階に引っ張ったのでこんな形に落ち着きました。

ちなみにここ、元々はこんな感じで、電話線が来ていたのですが、今はインターホンとしてしか使っていないので撤去。もうVDSLを使うことはないでしょう…。

インターホンも元々はコンセントのプラグが生えていたのですが、背面VVF接続にしたのでスッキリ。

LANは仕事でも作る機会がありますが、強電のVVFは滅多に扱わないのでいい練習になりました。

かかった金額:VVF2.0x3C 100m-8000円くらい その他コンセントとか5000円くらい

人件費:プライスレス

おわり。