
2025年12月29日。Kanadevia HallことTDCホールで開催されたなみだ色の消しごむ4thワンマンライブに招待いただいた。
本公演では、演出として全来場者に無線制御式ペンライトが無償配布された。
所謂無線制御式ペンライトは、アリーナクラスの会場で用意されることが多く、物販でユーザーが自主的に購入し、座席を登録する、あるいはレンタル的な運用である。
これらの一本あたりの販売価格は3-5千円程で、920MHzやBLEなどの通信方式を採用していることから、製造コストもそこそこであると予想される(共通金型であれば300-600円ほどじゃなかろうか)。
話は戻るが、今回の無償配布には衝撃を受けた。
言ってもフレオはライブアイドルの中堅事務所であり、ただでさえ会場費や舞台装飾にコストかけている中で、2-3kの来場者に上記のような無線ペンライトを配るのは割りに合わなさすぎると思っていたからだ。
無償配布出来るということは一本あたりの製品製造コストが1USD以下(勿論中国生産)、仕入れとしても2-3USD程度だろう。
調べるとこんなものがあった。

赤外線方式。つまり仕組み的にはテレビのリモコンやおもちゃと同じ。
言われてみれば、扉で遮った所では光らなかった(無線式は光る)。
なるほど…と感心しつつ、もう使うこともないので分解していく。

まず重量は93g。ほぼデータシート通り。

長さは29cm。25cmレギュを知らない世界の人が作った感がある。
ただ電池蓋はスナップでキンブレのネジ式に比べると優秀。

筒はねじ込み式。ただし互換性はない。ルイファンのみならず、ターンオン、ルミカとも互換性なし。
ちなみにフィルムはほぼ互換なので引っこ抜いてキンブレ等に入れていただくとよろしいかと。

電池ボックス。上側がベステート製品。入れ辛いなと思ってキンブレと比較したら、板バネとコイルバネの使い分けに気がついた。なるほど。
ベステートは設計せずに中国に丸投げしているかも。あまり日本人の作る基板って感じがしませんでした。

タッピングネジ4本でご開帳。接着なしだが、電池タブは基板固定後に半田してる。作業性悪ないか?


基板レビュー。おなじみnuvoton。BAT直の32ビットマイコン。型番はN570F064。
基板パターン見ると頑張ればあと2-3cmは短縮できそうに見えるが…GNDベタもなくなんだかおもちゃらしい設計かも。
赤外線ICが連続HIGHの時は電源スイッチによる色切り替えを許容し、なんらかの信号を受信すると制御を無線側に切り替える、そんなファームウェアでした。
ステージ上のバトンから高出力赤外線信号出てたんだろうなぁと、今更ながらに推測。

赤外線受信IC。38kHzだろうか
LEDはRGBだが、光拡散レンズもない超簡素仕様。1W3Wペンライト使われてしまうと掠れてしまうが、これに統一されれば問題ないと、そういうことなんでしょう。
招待子はあまりペンラを持ち込まないので、こういうものがあると、客席全体を照らせて優秀だなとは思いました。
コストを抑えて最低限の機能を実装した製品と言えるでしょう。
最後に個人の意見。地下に制御ペンラは早い。
オタクに適当に振らせた方が良い。結局マサイ族は持ってない。咥えるのには太すぎる。
あ、でもいいライブでしたよ。ドンキの歌すきなので。
つゆはちゃんかわいい。
こう見ると悪くないのかもしれませんね。
以上です。