日付を保持してデータをコピーする。[robocopy]

HDDディスクのデータを移動するのに、”切り取り”からの”貼り付け”であればタイムスタンプは保持されるのですが、移動中に事故ったらどうしようもなくなってしまいます。

コピーであればその心配はありませんが、Windowsのエクスプローラー上からだと、タイムスタンプは引き継がれず、作成時刻がコピーした時刻になってしまい、不便です。

さて、そこで使うのがrobocopyというWindows標準のソフトウェア。

windows vista 以降に搭載されているようです。

コマンドプロンプト上で実行します。

コマンドプロンプトを起動したら

robocopy “コピー元のパス” “コピー先のパス” /DCOPY:T /E

です。

/DCOPY:Tはタイムスタンプを保持する意味のオプション、/Eはサブディレクトリも含めてコピーするの意。

入力してエンターキーを押したら完了するのを待つのみ。

この場合、コピー先に同じ名前のフォルダがあり、コピー元とは別のデータが保管されている場合でも削除はされません。

また、コピー先に存在しないフォルダは自動で作成してくれます。

バックアップは怠るなかれ。


追記:エラーがあるとデフォルトのリトライ回数、リトライ間隔のおかげか死ぬまでコピーが終わらなくなります。
そんなわけで2つほど追加してやります。

robocopy “” “” /DCOPY:T /E /W:3 /R:1

Wは三秒待機、Rは一回リトライ、です。
結局セキュリティ権限などの問題でコピー出来ない時は全くもって意味を成さないのですけどね。
そんなわけで、だいたいコピーできていればOK的な使い方の時にどうぞ。
Rは0でもいいかもしれません。(その場合Wは必要ありません。)