お久しぶりです。時代の変化も早いもので、スマートフォンが市場に出回り始めてから、IT関連の分野は急速に発展しています。
とはいえ一部の変態以外はそこそこの期間、同じガジェットを使い続けるわけで、バッテリーの問題が浮上するわけです。
かくいう私も各種Androidや林檎製品を使っているわけですが、内蔵電池だけでは持たないことがあるので、モバイルバッテリーを持ち歩いています。
アキバで買った10400mAhのもの(分解したらサムスン製の18650が5本入ってました)と、PanasonicのQE-PL201(5400mAh)をメインに使用しているのですが、
iphone5はすぐに充電が終わる(=急速充電?)なのにXperiaちゃんはとても時間がかかります。
というわけで、電流量を調べるためにあるものを購入しました。
ルートアール USB 簡易電圧・電流チェッカー 積算機能・VA同時表示対応 RT-USBVAC
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00JWNXR2E
300円程度で購入できるものもありましたが、電圧電流同時表示可能なこちらを選びました。
③5V1A出力のACアダプター。定格通り出てるのが素晴らしい。
③UroadAero付属のACアダプター。(5V2A)何故かmicroUSBのIDピンが5Vプルアップされていて、なおかつD+、D-は開放されていて、普通の端末が充電できないor通常充電になるので、プルアップをなくして、データラインを短絡改造済み。仮止めのマスキングテープは近いうちに外したいですね。
④Aterm WM3500R付属のACアダプター(5V1.2A)
さて、QE-PL201、商品の規格だと5V1.5A出力なはずなのでもっと出るはず、ということで分解をします。
T7トルクスドライバーでネジを外し、周りに大量の爪があるので割る覚悟でUSB部分にラジオペンチを差し込んでこじ開けます。
見ればわかりますが、データラインは開放でした。
ここで簡単にUSBの充電規格についての説明です。
詳しく知りたい方はこちらhttp://pdfserv.maximintegrated.com/jp/an/AN4803J.pdfをご覧ください。
USB充電の規格はざっと3種類でして
7. Portable Device Compliance(Lowの100mAhかHighの500mAh)
8. Dedicated Charging Port(DCP) Compliane(急速充電可能且つ通信可能なようにデータラインに一定の電圧が付加)
9. Charging Downstream Port(CDP) Compliance(データラインが抵抗を介して接続されている←短絡してるものばかりですが)
このことからQE-PL201は急速充電はできるが、本体側では短絡されていないので、短絡されているケーブルを使う必要がある、ということがわかります。
ということで普通の通信ケーブルで充電できるようにデータラインを短絡改造しました。
そして再度テストすると・・・
時折1A超えることもありましたので改造成功でしょう。
さて、ここまでしても持ち歩いているこれらのバッテリーと140円のMicroUSBケーブルでつなぐと・・・?
なんとUSBの通信規格の500mAhよりも低い・・・?
結論:単にケーブルの線が細すぎて容量が足りてなかっただけでした・・・。(ちなみに販売時の名称は充電専用ケーブルで、Vccとグランド線のみ伸びていたのでデータラインを短絡改造済み))