前置き。一応宅内とはいえ電気通信設備と端末との分界点は公式のV-ONUの場合、F端子、通常のONUの場合RJ45端子となるので、ご了承の程。*1*2
さて、NTT東西の提供するFTTHサービスは1310/1460nmの1芯シングルモードのWDMで存在しているわけですが、一部地域では、さらに多重して1550nmで、フレッツテレビ、スカパープレミアム光*3が配信されています。
んで、F端子付きのONU、通称V-ONUでは、一般的なテレビに繋げられるRF出力が得られるわけですが、これは契約の有無に応じてセンター側でオンオフを切り替えているという話。
そこで、あれ?もしかして1550nmを抜き出してO/E変換すればISDB-Tとj.83 annex.b、ISDB-Sの波が見えるのかな…?という素朴な疑問が湧きました。
そんなわけでこんなものを買ってみました。
おなじみAliexpressで1500円程。
FTTH CATV receiver とかで出てきます。
緑色(SC-APC研磨)に局舎側、青色(SC-UPC研磨)にONUを接続します。
接続ファイバーはこれだけ買ってワンコイン。
凄いですね…。
さて、電源を入れずとも接続するだけでONUの認証ランプは点灯します。
こやつの光の分波(WDMフィルター)はパッシブです。
つまるところインターネットに影響はありませんでした。
んで電源を入れたら、Opticalランプが赤色点滅してる。
そううまくいくわけはありませんでした。
詳しく調べると、こんなことが書いてありました。
http://www.ntt.co.jp/journal/0705/files/jn200705044.pdf
まとめるとこうです。
変調方式には二種類。
・強度変調方式(J.186)
・FM一括変換方式(J.185)
そして、この中華機材は、内部の基盤がとても単純で、強度変調方式のものかなと…
でNTTはFM一括変換方式を使用しているので波にならないと。そういうことのようです。
というわけで、使いようのないゴミを入手してしまいました。
さて、どうしましょう…。
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